タンパク質合成を抑制する小さなRNAを選択的に輸送する仕組みの解明 - プレ-マイクロRNA核外輸送複合体のX線結晶構造解析 -(プレスリリース)
- 公開日
- 2009年11月27日
- BL44XU(生体超分子複合体構造解析)
平成21年11月27日
大阪大学
兵庫県立大学
兵庫県立大学、大阪大学、韓国忠北大学の共同研究チームは、大型放射光施設SPring-8を使ってタンパク質合成を抑制する小さなRNAを選択的に輸送する仕組みを解明した。 (論文) |
《参考資料》

図1.マイクロRNAによるタンパク質合成の抑制(RNA干渉)

図2.エクスポーティン-5・ランGTP・プレ-マイクロRNA複合体の結晶
4年の年月をかけて結晶化に成功した。

図3.SPring-8のX線を使って撮影したX線回折像

図4.エクスポーティン-5・ランGTP・プレ-マイクロRNA複合体の立体構造
赤:エクスポーティン-5、紫:ランGTP、青:プレ-マイクロRNA
エキスポーティン5とランの複合体は、野球のファーストミットのような形をしていて、
プレ-マイクロRNAの二重らせん部分を柔らかくつかみ、一本鎖末端の2塩基には強固に結合する。
下記ウェブサイトで動画を閲覧できます。
http://www.protein.osaka-u.ac.jp/olabb/tsukihara/pre-microRNA/index.html
(問い合わせ先) 兵庫県立大学大学院 研究員 大阪大学蛋白質研究所 助教 (SPring-8に関すること) |
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